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よくある質問

よくある質問

ステンレスの種類を教えてください。

ステンレスは鉄を主成分にクロム含有量10.5%以上、炭素含有量1.2%以下とし、耐食性を向上した鋼材と定義され鉄以外の主成分の割合によっていくつかの種類があります。

・SUS304(18-8):鉄に18%以上のクロムと8%以上のニッケルを含有したステンレス鋼
ステンレス鋼材のうち、耐熱鋼としても最も広く普及している鋼種の1つです。
耐食性に優れているため洋食器や器物類に多く使用されています。

・SUS443J1:ニッケルやモリブデンを使わず、耐食性に優れた省資源型ステンレス鋼
クロム含有量を21%に高めており、SUS304と同等の優れた耐食性を持っています。

・SUS430:鉄に16~18%以上のクロムを含有したステンレス鋼
SUS304と比較すると全体的な性能は劣りますが、安価で入手しやすいため広く使用されています。

ステンレスは錆びにくいと聞いていたのですが、錆びてしまいました。

ステンレスは英語では「stainless」、stain(サビ)+less(ない)ですが、実際は「サビない」ではなく「サビにくい」金属です。 SUS304(18-8)ステンレスの場合普通の状態でお使いいただければほとんど錆びません。
ただし、食物や食用油を長時間付着させておいたり、洗浄液や食塩水に長時間入れたりしますと錆が発生します。なるべくすみやかに洗浄し、乾燥させてから保管しておけばほとんど錆は防げます。
また、ステンレスの表面に鉄やアルミニウムなどの異種金属が長時間接触状態で放置され、間に水分を含むと錆が発生します。これはステンレス自身が錆びたのではなく「もらい錆」といいます。異種金属との接触はできるだけ避けてください。
錆が発生してしまった際は、スポンジ等にステンレス専用クレンザーを付け、調理器具の表面の研磨目にそってこすり落としてください。
その後、水洗いし水気をよく拭き取ってから保管してください。
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お手入れはどのようにしたら良いですか?

ステンレス製品をいつまでも美しく保つには、定期的なメンテナンスが必要です。
ご使用後、中性洗剤や石鹸水を布やスポンジに含ませて洗い、その後水洗いや水拭きをして、最後に乾いた布で仕上げをしてください。

保管の際に注意することはありますか?

サビ発生の原因になる塩分・酸・水分のない場所で保管してください。また、鉄やアルミニウムなどの異種金属と触れた状態で放置するとサビが発生する原因になります。他の調理器具と重ねて収納・保管する際には注意してください。

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